1.名称 2001年05月14日 エゾオオマルハナバチ
2.内容
エゾオオマルハナバチ。名前の通り大型のマルハナバチです。
模様がにているものにエゾコマルハナバチがいますが、エゾオオマルハナバチはより体が大きく、舌の長さは短いです。

エゾエンゴサクにたくさんの女王バチが訪れていました。
オオマルハナバチの舌は短く、エンゴサクの長い花の筒にとどきません。
それで花の後ろをかみ切って、穴をあけて、そこから蜜を吸います。
花粉を運んでもらう花の思惑からはずれて、ただ蜜だけ吸われてしまい、花の利益になりません。
「盗蜜」と言う行動です。

女王バチはこれからネズミの古巣などを利用して巣を構えるものと思われますが、花粉団子を足につけているものも見られたので、早いものはすでに子育てにとりかかっているようです。
3.写真・図版





盗蜜の瞬間。
距(蜜のある花の後ろの部分)に開けた穴から舌を入れて蜜を吸っている様子がよく分かります。
この短い舌では、花の表からは蜜のある距までは届きません。
このハチは、後ろ足に花粉を集めてつけています。


4.参考図書
5.著者 筆者名 : 菅沼みゆき
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執筆日 : 2001/05/14
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