1.和名 | マダラ |
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2.科目 | |
3.学名 | |
4.地方名 | |
5.アイヌ語名 | |
6.英名 | |
7.ロシア名 | |
8形態・生態 | |
頭部が大きく腹部が肥大する。上顎は下顎より突出する。下顎先端に本のひげがあり、長さは眼径の3/4以上。若魚ではひげの根元が黒いことでコマイと区別できる。タラ科の特徴である3つの背鰭と2つの尻鰭を持つ。体色は淡灰褐色で腹側が淡く、背部から側面にかけて不定形の暗色斑紋がある。外観による雌雄の区別は困難である。大型の個体は1メートルを超える場合もある。
北緯34度以北の北太平洋の大陸棚及び大陸棚斜面水域に広く分布する。スケトウダラに比べ沿岸性、底生性が強く移動も大きくない。生息水温は2〜4度が適温とされるが氷点下から10度以上のところにもいる。産卵は北海道では12月〜3月にかけて分布域のいたるところで行われ、南で早く北にいくほど遅い傾向にある。硬い泥質あるいは砂状の海底で、卵形1mm前後の弱い粘着性の枕性卵を1回に200〜500万粒放卵する。 |
9.利用 | |
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道内各海域において、沖合い底引き網、刺し網、延縄、定置網などにより大半が12月から3月に漁獲される。根室海峡の主な漁場は羅臼沖で、標津では平成10年の1,2月に38dが水揚げされている。 肉は白身で淡白、水分が多く凍結して解凍するとスポンジ状になる。ちり鍋、焼き物、煮付けなどにして食される。生殖巣はたらこ(雌)、タチ(雄)と呼び、鮮度の高いものは美味。 |
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10.メッセージ | |
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11.写真・図版 | |
![]() 引用:北日本魚類大図鑑 |
12.参考図書 | 北のさかなたち
北の水産加工辞典 中村全良監修 北日本海洋センター |
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13.著者 | 筆者名 : 渡部 智彦 連絡先 : 根室北部地区水産技術普及指導所 .(01538)2−3738 電子メール : 執筆日 : 2000.01.06 |
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