1.和名 コマイ
2.科目
3.学名
4.地方名
5.アイヌ語名
6.英名
7.ロシア名
8形態・生態
スケトウダラやマダラ等の他のタラ科と比べ最も均整のとれた体型をしており、全長は40pである。背側が黒褐色、腹側が銀白色で黄色みを帯びる。  

日本海からオホーツク海、ベーリング海峡北方沿岸までの北太平洋の沿岸水域に分布する。沿岸性で水深150m以浅の底層に分布し、カイアシ類やオキアミ類などの浮遊性甲殻類、ヨコエビ類、クマ類、等脚類、エビ類、ゴカイ類などの小型底生動物や魚類を餌料とし、生後1年で約20pに成長、2年目の冬には25〜30pになり、成熟、産卵する。  

産卵期は1〜3月であり、1月中、下旬が盛期である。産卵は、結氷下の岸近くの深みでされ、1個体の産卵数は10〜20万粒である。卵は結氷期の安定した低水温の中で発生し、約2ヶ月後に孵化する。北海道では野付半島周辺海域が大産卵場として知られる
9.利用
北海道における近年の漁獲量は、5千〜2万トンであり、大部分が根室、釧路地方で水揚げされる。未成魚から色々な漁業で漁獲されるため、資源量の変動は大きい。塩干し、棒だら等に加工されるほか、鮮魚としても利用される。

標津町では、年間300トンほどの水揚げがあり、主要漁期は1月、12月の冬期であり、底建網、小定置網で漁獲される。
10.メッセージ

11.写真・図版

引用:北日本魚類大図鑑
12.参考図書 北のさかなたち 1991 竃k日本海洋センター
13.著者 筆者名 : 牧本 浩一
連絡先 : 根室北部地区水産技術普及指導所
電子メール : 
執筆日 : 2000/01/24
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