1.和名 バカガイ
2.科目
3.学名
4.地方名
5.アイヌ語名
6.英名
7.ロシア名
8形態・生態
特徴: 殻の表面は、黄色から茶褐色の殻皮で覆われ、茶褐色の放射彩がある。本州産のバカガイは、殻表面の放射状の縞が成貝になると消えるが、北海道産のものは残り、エゾバカガイと称するが、バカガイの北方型である。
生息地: 九州から北海道、サハリン、朝鮮半島、中国、沿海州まで分布し、潮間帯から水深10mの細砂底に生息する。
その他: 水管を海底直上に出し、植物プランクトンやデトリタスを餌料としている。外敵生物は、ヒトデ類、タマガイ類、ツメタガイ類、カレイ類などである。  北海道北部日本海では、殻長2.5〜3.5pから産卵し、産卵期は、6月下旬から8月中旬であり、海水中で受精し発生した幼生は、浮遊生活の後、殻長260μmで着底する。  
9.利用
噴流式桁網、マンガン桁網で漁獲され、刺身、すし、鍋物に利用され、東京ではすしねたの「あおやぎ」として人気がある。標津町では4〜5月の春期に噴流式桁網を用い10トン程度が漁獲され、資源調査、移殖放流などの資源増大策が実施されている。
10.メッセージ

11.写真・図版

12.参考図書 北のさかなたち 1991 竃k日本海洋センター
13.著者 筆者名 : 牧本 浩一
連絡先 : 根室北部地区水産技術普及指導所
電子メール : 
執筆日 : 2000/01/24
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