1.和名 | アサリ |
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2.科目 | |
3.学名 | |
4.地方名 | |
5.アイヌ語名 | |
6.英名 | |
7.ロシア名 | |
8形態・生態 |
特徴: | 殻は横に長い卵形で、厚く膨らみが強い。前縁丸く、後縁は少し裁断状である。殻頂部は膨らみ、前方に寄る。殻表には多数の放射肋と成長脈が交じって布目状となる。殻は薄い灰褐色であるが、幼貝では白色あるいは茶色の斑紋が目立つ。内面は白色で、広報は紫色を帯びる。こう歯は3主歯だけで、側歯を欠く。成長すると殻長5cm以上になる。 |
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生息地: | 日本全国、サハリン、千島列島、台湾に分布し、分布域が非常に広い。潮間帯から水深10mの浅海の細砂底に生息する。 |
その他: | 本州では春と秋の2回、北海道では夏(8〜9月) に1回産卵する。厚岸湖では、雄は殻長22〜27mm、雌は殻長30〜35mm以上から成熟する。 成長は地域により差があり、また同じ地域でも場所によって差がある。厚岸湖の1〜5年群の平均殻長は、それぞれ9、21、34、41、44mmである。 アサリの外敵生物としては、ヒトデ類、タマガイ類、ツメタガイ類などがある。 |
9.利用 | |
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北海道全沿岸に分布するが、主な漁場は根室、釧路沿岸の砂浜地帯である。 漁法は、ほとんどが手堀りであるが、このほかジョレンやはさみどりが行われている。平成9年の北海道の漁獲量は、1,667トンであった。標津では、漁業をするだけの資源がなく、漁獲はされていない。 アサリは良いだしがでるので、味噌汁、スパゲテイ、チャーハン、中華飯の具、酒蒸し、佃煮などいろいろな料理に使われるが、特に北海道のアサリは本州のものに比べて大きいため、スパゲテイ、酒蒸しなど殻付きの料理で豪華さが強調される。 |
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10.メッセージ | |
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11.写真・図版 | |
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12.参考図書 | 北のさかなたち(発行所:北日本海洋センター) |
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13.著者 | 筆者名 : 神野 英彦 連絡先 : 根室北部地区水産技術普及指導所 電子メール : 執筆日 : 2000/01/26 |
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