1.和名 | ダルス |
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2.科目 | |
3.学名 | |
4.地方名 | |
5.アイヌ語名 | |
6.英名 | |
7.ロシア名 | |
8形態・生態 |
特徴: | 波のやや静かな場所で潮間帯下部から漸深帯上部にかけて生育する。藻体は薄いやや 硬めの膜状で、老成すると厚くなり、皮質となって?葉紙に付着しずらくなる。形態は くさび形、扇型、掌型などいろいろな形をして定まっていない。高さ40cmまたはそれ 以上、幅2〜8cm内外。北欧では食用とするが、我が国ではその習慣がない。 |
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生息地: | 分布は北海道・表日本北部・朝鮮・樺太・千島・アメリカ西岸・オーストラリア・ポ リネシア・大西洋である。成熟期は春〜夏にかけてである。嚢果(胞子の集団)は体外 へ膨出し果孔をもった果皮で囲まれる。 |
その他: |
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9.利用 | |
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日本では利用されていないが、スコットランドでは食用に、地中海沿岸では香料とし
てスープに入れたりする。この芳香成分は陸上の高等植物に見られるテルペン化合物で ある。また、フルフリールアルコールなど揮発成分もある。ダルスは乾重量で42%のタ
ンパク質やビタミンA、B12を含めたB・Eの他Cも多く含む。カナダではダルス粉末 「シーダイム」をビタミンやミネラルの補給剤として利用している。このようなことか
ら欧米の海藻業者が日本に売り込む事例も見られる。 |
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10.メッセージ | |
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11.写真・図版 | |
![]() 引用:歯舞地域コンブ漁場の類型化に関する研究 北海道立釧路水産試験場、歯舞漁業協同組合 1996〜1998 |
12.参考図書 | 徳田 廣・川嶋昭二・大野正夫・小河久朗:海藻の生態と藻礁図鑑.蒲ホ書房 北海商報:連絡船.1988.11.23&1997.7.12版, |
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13.著者 | 筆者名 : 中尾博己 連絡先 : 根室北部地区水産技術普及指導所 01538-2-3738 電子メール : 執筆日 : 2000/01/24 |
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