1.和名 アカバ
2.科目
3.学名
4.地方名
5.アイヌ語名
6.英名
7.ロシア名
8形態・生態
特徴: アカハタとも言われ、潮間帯中・下部の岩礁上に着生する。藻体は基部からくさび状 に広がり、長卵形で変化に富む。多くは左右不対称で、不規則に縦に裂け、葉面に荒い しわがある。色は紫紅色で、のちには黄色になる。長さ15〜60cm、巾5〜30cm。葉 の質は、薄くてもろい、そして、やや固い膜質であるが淡水に漬けると崩れやすい。初 冬から初夏にかけて繁茂する。
生息地: 分布は北海道・表日本北部・樺太・千島である。嚢果(胞子の集団)は皮層中や体表 が盛り上がった状態で形成される。
その他:
9.利用
ギンナンソウに混ぜて建築漆喰用として利用される。この粘性は主な細胞間物質であ るd-ガラクトースを基幹とす硫酸基を含むる多糖類から抽出したものである。これは 熱湯をかけて藻体から抽出できる。
10.メッセージ

11.写真・図版

引用:歯舞地域コンブ漁場の類型化に関する研究 北海道立釧路水産試験場、歯舞漁業協同組合 1996〜1998
12.参考図書 徳田 廣・川嶋昭二・大野正夫・小河久朗(1991):海藻の生態と藻礁図鑑.      蒲ホ書房  瀬川宗吉(1956):原色日本海藻図鑑.保育社, 殖田三郎・岩本康三・三浦昭雄(1963):水産植物学.轄P星社厚生閣,
13.著者 筆者名 : 中尾博己
連絡先 : 根室北部地区水産技術普及指導所 01538-2-3738
電子メール : 
執筆日 : 2000/01/24
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