1.地名 | 崎無異 |
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2.読み | サキムイ |
3.解説 |
分かりにくい地名。女奈之日誌は「昔し神が一人、山よりサキムイ、サキムイと云って下られしと云也」と書いた。もう語義がわからなくなっていて、土地のアイヌが、こんな説話を聞かせてくれたのであろう。語義が分からなくなると神様を持ち出す例は諸地にもあるのだった。 永田地名解は「ムイ(塞る川)此川塞がりて鮭上らず。煙草シネ・モイ(一・把)を川へ入れ神祈りするときは川口開くとアイヌ云ふ」、また「サキベ・モイ。鱒湾。一説シャク・モイ。夏・湾の義。此湾夏日鱒漁を為す故に名く〔道志〕。崎無異村と称す」と書いた。何だかはっきりしない説である。 ここには元崎無異川(北)と崎無異川(南)が並流している。北の方が名のもとになった処だろうか。一番後のサク・モイ(夏・入江)は、言葉だけでは無難な形に見える。 |
4.地図 | 工事中 |
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5.参考文献 | 「メナシ地方のアイヌ語地名―標津を起点として―」山田秀三 (昭和62年7月12日(日)に標津町教育委員会が開催した山田秀三先生の文化講演会を基にしています) |
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