1.地名	もさふと
2.読み	モサフト
3.解説

〔近世〕江戸期から見える地名。東蝦夷地、はじめアツケシ場所、のちキイタツプ場所を経てネモロ場所のうち。根室地方中部、標津川支流武佐川の河口部。地名の由来に関しては、アイヌ語のモサフトはモサ川の河口を意味し、モサはモー（小さいの意）により、シベツのシー（大きいの意）に対置されるという（戊午日誌）。郷帳類には見えない。松浦武四郎「戊午日誌」に「モサフト、此処二股に成りたり。川巾二十間……此辺ケトイえ近し。扨川口の傍に土人小屋一軒有。家主前にしるせしクエカマの家なり。此辺谷地多くして陸路甚わるし」と見える。明治２年根室国標津郡に属す。同５年標津村の一部となる。

4.地図��	工事中
5.参考文献	角川日本地名大辞典１北海道　上巻

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