1.地名 根北峠
2.読み コンポクトウゲ
3.解説
網走地方斜里町と根室地方標津町の境界にある峠。標高468m。かつて根室国標津町と北見国斜里町との間に位置する瑠辺斯岳(659m)西麓にあり、明治18年に清里峠を通る斜里山道に代わって開削され、新斜里山道と呼ばれた。この山道は古くは忠類越と言われたアイヌの踏査路で、「蝦夷巡覧筆記」に「シユマトカリ、東蝦夷地シヘツ、チウルイ辺高山後ロニ当タリ至テ近シ」とみえる。斜里山道が北見と根室を結ぶ主要ルートではあったものの、標津方面からは迂回路になり、しかも積雪期の踏破は困難であったため、斜里へ抜ける新たな短絡道路の必要性が強まり、網走郡長が「斜里山道往還開鑿ニ関スル上申書」を提出、「斜里村ヨリ直チニ伊斜仁村ヘ経過スル線路ヲ発見シ、里程拾五六町ノ内僅四五丁間ノ崕アリ、是ハ軟弱ノ盤石ニシテ、開鑿方容易ニ可行届」とのことで開削された。標津から忠類川右岸沿いに北西に4里10町で糸櫛別駅逓(明治29年設置)に至り、同所から上流の金山・椴山の休息所を経て、瑠辺斯駅逓(明治18年設置)に達し、さらに幾品川の支流に沿って南下し3里10町で越川駅逓に出て斜里に至るものであった。この山道の開削により、斜里岳南麓を通る斜里山道が廃止された。この新山道は現在国道244号になり、斜里町の越川〜斜里間には、昭和32年〜45年に国鉄根北線が営業した。
4.地図 工事中
5.参考文献 角川日本地名大辞典1北海道 上巻
標津町百科事典 / 標津地名の由来 /  /  /  /
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